【今をときめくVR企業100インタビュー】 Vol.002 VRE Research株式会社の森山代表

 

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★★ 今をときめくVR企業100インタビュー ★★

第2回目はVRE Research株式会社の森山代表に
インタビューをさせていただきました。

 

1. VRE Research様が展開されている事業についてお聞かせください

 

4年程前にVRE Research株式会社を立ち上げまして、
これはVRや3DCGのゲームで出て来たキャラクターや3Dモデルを
CADとかのソフトに通さずにですねぇ、
そのシーンのままダイレクトに3Dプリンターでフルカラーで出力するという
そういった立体化をするための専用のアプリを開発しております。

それで、今はUnityのアセット版を開発中でそれを第一弾としてリリースする予定です。

 

2. なぜ、今の事業をスタートさせたのか?

はい、そうですね、、
私実はですね、
日本で一番最初に3DCGの女性型のポリゴンキャラクターを作った人間でして、、(笑)
1982年に当時のCGの専門雑誌、”ピクセル”という雑誌にですねぇ、
卒論研究で開発していた当時で1万ポリゴンぐらいをかけて3DCGのポロリゴンモデルを
つくったものとそのアニメーションシステムを発表しまして、
でまぁ、それで3DCGの開発の道を歩んでいって1995年に独立して以来、
3DCGのゲームキャクターの制作に携わっていました。

ゲームの開発なども手伝ったりはしてきたんですけども
その中でずっと考えてきたことがありまして、
3DCGコンテンツをどのようにすれば効果的にマネタイズができるのか?
というのを考えてたわけです。

現状の3DCGコンテンツはゲームにしないと儲からない仕組みになってしまっています。

また、3DCGコンテンツをつくるために金型をつくらなければならなく、
億単位の費用がかかってしまっているという問題があります。

なので、ゲームの中で利用されているポリゴンモデルを
3Dプリンターでそのまま出力できれば金型を使う必要がなくなってくるわけですよ。

要するにデータを作るのも低コストでリスクも少なく3DGコンテンツを作れるようになります。

そうしたアプローチを確立しようと思ったのが事業を始めたきっかけですね。

 

3. 失敗談や行き詰まってしまったことはございますか?

 

えぇ、いろいろありますよ(笑)
今はUnityのアセットモデルを制作しているところですが
技術的な部分でいえば去年の時点である程度確立はできていたんですよ。

なぜ、去年の時点で公開しなかったかと言いますと
データ変換に非常に時間がかかっていたんです。

一般に公開するにはちょっとキツすぎるなというくらいだったので、
それを高速化するための改善を1年間行なっていまして、
現在ですと当初の20~40倍の速さで変換ができるようになりました。

ただ、リリースまでに時間がかかってしまっているので、そういったところで
困窮を極めている状況でございます(笑)

今となってはさっさとリリースしてしまうのもよかったのかなという気はしましたけど、
まぁ、変換に時間がかかると敬遠する方も多いので、
そこは高速化を優先しました。

理想としてはボタン1つで3DCGモデルがつくれるような状態に

していきたいとは思っております。

 

4. VRE Research様の今後のビジョンは?

誰でも簡単にワンボタンで3Dモデルがインストールできるものを
つくっていきたいというところですかね。
例えば、ゲームをプレイしていて、
そこに立体化ボタンがあって「このシーンいいなぁ」と思ったら
ボタンを押すだけその立体モデルのデータがインストールできたり、
もしくはDMMさんとかの出力サービスとかにつながって、
シーンの立体物が自分宛に送られてくるというサービスを
構築したいと考えております。

また、最近話題のVtuberさんや普通に3Dのフィギュア欲しい人、
ゲーム会社さんや3Dモデルを扱う会社さんに
グッツとしても販売できるマネタイス手段としてつかっていただきたいと考えております。

 

5. どうすればVRがもっと普及されると思いますか?

 

まず、みなさんがよく仰ることなんですが、
HMDが小型、軽量、高性能化すれば普及するだろうとみなさん言うんですが、

私としてはそうしたハードウェアの面もさることながら
やはりVRのアプリやツールがもっと揃ってくることと、
今までPCでポリゴンとか作っていたものがVRを使うことによって
従来のモデリングツールを使うよりもはるかに効率よく、
もっと細かいところを簡単に作ることができるといった
そういう手段が相対的に揃ってくれば、自ずととみなさんVRに
移行すると思うんですよ。

なのでやはり、アプリケーション面での拡充、使えるツールの拡充というのが
今後、みなさんがVRに引越しをする大きな決め手になるのではないかと
現状では考えております。

 

6. では最後にVRE Research様から一言お願いします

 

今、開発している “TAMATSUKURI ENGINE(TM)” という変換ツールをもうすぐリリースする予定で
今年のUnite Tokyo 2018までに間に合わせたいと思ってますので、、、(笑)

ぜひ、リリースした際には一度使ってみてください!

 

編集後記

 

多くの企業がVRコンテンツの制作を展開する中、
素材となる部分のコンテンツを開発されていて、
私の周りでもほとんどいない新たな方面でVRの開発に携わっているということで、
これまでにない知見を得られた貴重なお時間でした。

素材部分の制作コストを大幅に削減する日本で唯一のサービスを
開発されているVRE Research様の今後のご活躍に注目したいと思います。

VRE Research株式会社の作品:https://enty.jp/somnium

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